ロマンチック遊戯

放送作家・西野直樹の、アンティーク、ノスタルジー、幻想、フレンチ雑貨、情緒風情、散歩、旅、和のこころ、大正ロマン、昭和レトロ、絵本、猫、乙女スポット、カフェ、そんな日々。

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   09.03.Wed 目白・花想容

先日は「カフェもの探訪」の取材で、目白「花想容」へ。
(放送は明日木曜のMXテレビ「5時に夢中!」17時〜)

花想容1

目白の住宅街。一軒家の裏にひっそりと佇む、
わずか8席のみの古民家カフェがある。

花想容2
花想容3
花想容4
花想容5

大正10年に建てられたこの建物は、
総理大臣だった近衞文麿(このえ・ふみまろ)のお屋敷。
カフェ部分は第2応接間だったとか。

花想容6

小さな庭を愛でながら、風鈴の音で涼を感じ、あんみつと抹茶を頂く。
そんな和の風情に酔いしれる、昼下がり。

庭の草花は、季節ごとにその表情を変え、
ちょっと歩きにくい飛び石の通路は
視線を足元に落とすことで庭の景色を楽しんでもらう和の知恵。

離れのような場所にある小さな和室は、併設した着物屋。
着物を買うことはもちろん、着付け教室や、お茶会なんかも開いているそう。

花想容7

店員さんたちも穏やかな雰囲気で、和みます。

   08.28.Thu 神保町・アミュレット

先日は「カフェもの探訪」の取材で、神保町「アミュレット」へ。
(放送は本日木曜のMXテレビ「5時に夢中!」17時〜)

アミュレット01

白を基調としたフレンチテイストのお店は、外国の絵本や雑貨の他、
他のお店では見つからない手作りの雑貨が見つかるショップに
様々なイベントや展示のためのギャラリー。そして、カフェ。

アミュレット02
アミュレット03
アミュレット04
アミュレット05

アンティークや手作り作品の「小さくてかわいいもの」がいっぱい。
ここのスタッフが出版している本で作品を発表するアーティストや
イベントの参加者たちが作った作品が売っていたりして
カフェとギャラリーと本とがリンクする、
「モノづくりの交流の場、発信地」となっています。
まさに、「カフェ文化」の原点!

アミュレット06
アミュレット08
アミュレット09

自分の趣味ど真ん中な、ありそうでなかったこういうお店
に出会えて、アドレナリンが溢れ出ました。
アドレナリンの海で溺死しそうです。

アミュレット07

こちらはフランスの家庭では昔からお菓子の中に入れて
遊んでいるという陶器の人形「フェブ」。
生活の中に溶け込んだかわいさを垣間見られます。

アミュレット10
アミュレットまつぼっくり

   08.20.Wed 神保町・純喫茶ロザリオ

先日は「カフェもの探訪」の取材で、神保町「純喫茶ロザリオ」へ。
(放送は明日木曜のMXテレビ「5時に夢中!」17時〜)

ロザリオ0

年季を感じさせるマリンブルーな外観から地下へ降りると
昭和にタイムスリップしたような昔ながらの純喫茶。

ここは昭和46年から続く、看板おばあちゃん野口さんのお店。
懐かしくて温かい空間は、昭和が息づく雰囲気や味だけでなく、
おばあちゃんの人柄あってのもの。

店を始めた頃は、自販機もなかった時代で喫茶店の需要が多く、
相席当たり前の大繁盛だったこと。
外観も内装も前の店のままでお金がかかっていないこと。
常連さんが勝手にお店を宣伝してくれたこと。
いろいろあったけど、今まで長く続けられてきていること。
それも全部「運がよかっただけ」と総括するおばあちゃんの明るさが
このお店にお客が集まる理由。

ロザリオ2

まったり甘〜いアイスコーヒーも、
ありそうでない絶妙な昔懐かし味のナポリタンも、
小学校の給食を思い出すパインとミートソースのハワイアンスパも、
いまだに時々思い出すほど、くせになる味。

これぞまさに、昭和文化遺産!

ロザリオ1


   08.13.Wed 阿佐ヶ谷・名曲喫茶ヴィオロン

先日は「カフェもの探訪」の取材で、阿佐ヶ谷「名曲喫茶ヴィオロン」へ。
(放送は明日木曜のMXテレビ「5時に夢中!」17時〜)

阿佐ヶ谷の商店街を抜け、住宅街をさらに歩いた先に、
その名曲喫茶はありました。

ヴィオロン1

扉を開けたその中に広がるは、
まるで音の世界へ旅する宇宙船のような荘厳でシンメトリーな空間。
シャンデリアの柔らかな光に照らされて浮かぶ無数のスピーカー。
そこに流るるは、美しくも温かい音色で奏でられた、クラシックの旋律。

ヴィオロン2

驚くべきは、全てが自ら音響マニアと自認するオーナーの手作りだということ。

アンプやスピーカーもベストなものを組み合わせて自分で組み立て、
室内の設計は、図面を見て、大好きなウィーンの学友協会ホールを
ぴったり25分の1サイズで再現している。

オーナーいわく、名ホールというのは、奥の席でも音が遅れず、
空気が密に振動して、包み込まれるような感覚だそう。

そして、音が正しく聴こえる空間の設計というのがあり、
その縦・横・高さの「黄金比」に基づいて作られていて、
スピーカーが下についているのはオーケストラピットの考え方。

レコードは、その時代の音を再現するため、
そのレコードの時代に合わせた機材で再生。

世界最大級の蓄音機に至っては、
最後の時代に造られた、機能として最終形のものなのだそう。

すげぇとしか言いようがない・・・。


元々はクラシックが大好きなオーナーのアンプの実験室で、
青春時代に通い詰めた名曲喫茶の魅力を今に伝えるべく、
オープンしたとのこと。

それはメニューにも表れている。
ヴィオロン4
懐かしのブランデー入りコーヒーが350円。
食事メニューはほとんどなく、食べ物の持込可。

名曲を味わい楽しむ場であるからこその、私語厳禁。

まさに、オーナーの熱い想いとこだわりがつまった
「音楽を愛する人達の聖地」。

いつまでもこの場所でこの音色を聞き続けられること。
そんな阿佐ヶ谷にともるロマンチックの灯は、
たったひとりの人間の、とてつもない情熱が支えている。

ヴィオロン3




   08.06.Wed 吉祥寺・うさぎ館

先日は「カフェもの探訪」の取材で、吉祥寺「うさぎ館」へ。
(放送は明日木曜のMXテレビ「5時に夢中!」17時〜)

井の頭公園に隣接する森の中にある「うさぎ館」は、
画家で人形作家でもあるアーティスト・吉田キミコさんがオーナーのカフェ。
(夜だったので写真がちゃんと撮れなかったけど、外観が素敵!!)

うさぎ館1
うさぎ館2
うさぎ館3
うさぎ館4

「うさぎ」をモチーフにした、森の中の隠れ家のようなカフェは
まるで絵本の世界の住人になったかのような趣。

フレンチテイストな空間で古いシアターチェアに腰掛け、
窓の外に広がる自然を見渡せば、そこはもうブルターニュの森の中。

店内に満ちているのは、ガレットを頬張り、ハーブティーでノドを潤す
お客さんたちの「幸せな時間」。

「こだわっているようでこだわっていない」と語ってくれたオーナー。
でもそのさり気ない中に揺るぎない美学を感じるカフェ。

こんなロマンチックカフェが東京にあること、
そしてそれを実現させている人がいることが嬉しい。

話を聞くと、以前行った井の頭公園の反対側にある「宵待草」も姉妹店で、
吉田さんは、僕の大好きな「カフェー小品集」(嶽本野ばら著)にも
登場しているとのこと。
どうりでツボが近いはずだ、と思ってしまった。

今度は、昼間に寄ってみよう。

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西野直樹

西野直樹

放送作家
<ロマンチックお知らせ>
☆MXテレビ「5時に夢中!木曜日」で「カフェもの探訪」がスタート。東京の個性派カフェを「建もの探訪」のパロディ風に紹介します。「東京乙女デート」は10月から再開予定。
<メール>
nicyno@ybb.ne.jp


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