ロマンチック遊戯

放送作家・西野直樹の、アンティーク、ノスタルジー、幻想、フレンチ雑貨、散歩、和のこころ、大正ロマン、昭和レトロ、旅、絵本、猫、乙女スポット、カフェ、アート、そんな日々。

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   01.21.Fri 「国立代々木競技場」をばら・す


CSのフジテレビONE「ばら・す」で
現在不定期放送中なのが「国立代々木競技場」。
http://wwwz.fujitv.co.jp/otn/b_hp/100000118.html

番組初の「建築構造」をテーマにした、
「20世紀を代表する日本の名建築」のばらし。

代々木競技場

そのユニークなフォルムに隠された伝統的な日本の造形美や
限りなく開放感を追求した室内空間などのデザイン的要素と、
それをどんな素材をどのように使って力学的な設計を行うか
という構造的要素。

建築家・丹下健三と構造家・坪井善勝による、
美しさという芸術性と構造的な合理性との奇跡の融合…。

デザインの成り立ちや理由だけでなく、
これまでどのテレビ番組でも踏み込んでいない「構造」について
分かりやすく解説。

「建築ってこういう力の流れで建ってるんだ!」
と言う素朴な疑問に答えて、
なぜ代々木競技場が名建築と呼ばれるのかが分かります。

それが可能だったのは、今回のばらし人である
構造デザイナー・斎藤公男さんのおかげ。

ひょんなことから出会って、
http://nishinonaoki.blog94.fc2.com/blog-entry-214.html
様々な偶然が重なり、今回の放送へとつながりました。

制作スタッフも頑張ってくれて
個人的にもかなりの力作になったので、
超おススメ回です。是非ご覧下さい!

   01.13.Thu 小谷元彦展『幽体の知覚』

先日は「ジョナサンでも分かるアート」の取材で
六本木ヒルズ・森美術館で開催中の
小谷元彦展『幽体の知覚』へ。
(放送は今週木曜のMXテレビ「5時に夢中!」17時〜)

従来の彫刻の常識を覆すアーティスト・小谷元彦の
代表作・新作を集めた展覧会。

テーマは「幽体の知覚」。
小谷さんは、目に見える実体を彫るのではなく、
目に見えない存在、すなわち「幽体」を感じとって
形にすることを、彫刻の本質だと考えているそう。


「Hollow」シリーズは・・・
アート小谷1

目に見えない重力や浮力と言った「物理的な動き」や、
身体の内側から発せられる気やオーラなどの
「精神的な現象」などを、可視化させた作品。




「両刃の思い」という作品は・・・
アート小谷6

三つ編みにした髪の毛をより合わせたドレス。
切っても人の気配がある生々しい髪の毛で作られた
深い想いが込められている手編みのドレス。

相手を想う気持ちがいつしか執念と狂気になり、
相手を傷つけてしまう人間の性を暗示しています。




「Ruffle」という作品は・・・
アート小谷7

身体に装着して、海を漂流することを仮想して
制作した拷問器具。

アート小谷4

海で漂流されるがまま身を委ねるしかなく、
下半身の体温を奪われていき、
絶望の中で発する悲鳴は楽器の音を連想させて、
まさにヴァイオリンにも似たこの作品の塗装と呼応する
という、とても美しいのに残酷な装置。




「Inferno」は、
部屋の上下が鏡張り、壁の8面スクリーンに滝の映像
が投影される、体感型の映像作品。
アート小谷5

滝が上下に無限に流れていて、
水平感覚とか時間の感覚が乱されます。


恐怖と快感という
相反する感情が同時に起こる不思議な体験。

映像を使う事で、滝という圧倒的な
自然現象に象徴される「制御できないモンスター性」
を彫刻しています。



様々な素材を用いて見る人の感覚を揺さぶる
小谷元彦の彫刻作品。
“見えないもの”を感じてみよう!
う〜ん、刺激的!

   01.12.Wed 池田学展『焦点』


先日は「ジョナサンでも分かるアート」の取材で
ミヅマアートギャラリーで開催中の池田学展『焦点』へ。
(入場無料、1月15日まで。)

超細密なペン画で観る者を圧倒し、
見たことのない不思議な風景に迷い込ませる池田学の世界!

「Gate」
アート池田学1

荒涼とした海原に四角いフレームがあって、
その内側には都市の夜の風景が見えます。

パラレルワールドのように2つの世界が別々に存在
していて、このフレームでつながっているのかもしれない。



アート池田学2

さらにどの絵も面で色を塗るのではなく、
全て線だけで描いている。

細い線の集まりが醸し出す質感は、
とても繊細で日本的だし、
本人ならではの手癖やオリジナリティが際立つ。

さらに事前に描く内容を完全に決めるのではなく、
描きながら細部を決めてゆくことによって
作者の思惑を超えた計算されていないリアリズムも取り入れて
「リアルとファンタジーが混在するような、ありそうでない世界」
を表現しています。

作業効率や大量生産を優先する現代の価値観からは決して生まない、
唯一無二の存在のみに宿る「オーラのような実在感」を
作品から感じたい。

ユーモア溢れる想像力と表現力が際立つ池田学の作品は、
作品から広がる想像の物語を楽しもう!

   12.05.Sun やっぱり維新派が好き


維新派公演「台湾の、灰色の牛が背のびをしたとき」を観劇。
http://www.ishinha.com/index.php

今回は「<彼>と旅をする20世紀三部作」の3作目だが、
気が付いたら全部観ていた。
1作目は3年前だし、2作目は琵琶湖まで観に行ったのが懐かしい。
どれだけ好きなんだ、俺。
http://nishinonaoki.blog94.fc2.com/blog-entry-50.html
http://nishinonaoki.blog94.fc2.com/blog-entry-103.html

何が凄いって、全てが凄いのだが、
単純に色んな演劇を観ていると大概の演出手法を見慣れてしまうし、
そこそこ面白いストーリーでも普通に演出されたら
映画とかの映像作品でいいじゃん、ってなっちゃうし、
だから演劇ならではのダイナミックな臨場感が必須だと思うんだけど、
ミュージカルは何だかウソ臭さが前に出るし、内容薄いのが多いので、
小劇場ならではの前衛的なものにしか興味が見い出せないんだけど
やはり当たりは少ないし、総じて地味な芝居なので、
演劇ならではのダイナミックなカタルシスを存分に感じることは
滅多にないのが現状です。

でもそんな不満を全て解消してくれるのが、この維新派!
何だかテレショップみたいな言い回しになってきたが、
公演は今日までなので、今すぐお電話!という意味では一緒だ。

ミュージカルで歌うような曲ではなく、
サウンドトラックのようなBGMのリズムに合わせて、
歌うわけでもなく、大人数でセリフを奏でる。
それは「ラップの合唱団」のような風情だが何とも言い表せない。

さらにそれに合わせてダンスのように踊るわけでなく、
マイムに近い動きで感情を表現する。
役者たちは広い舞台上をマスゲームのように縦横無尽に移動し、
各シーンが展開され、ストーリーの断片を紡ぎ出す。

そして徹底的にノスタルジックで土着的、幻想的な世界観にこだわった
舞台美術、照明、衣装、小道具の数々。
野外に舞台を作る時は自然の移ろいまでを演出に取り入れる。
映像では味わえない、体感するように迫ってくる世界は、
まさに夢を視覚化したような感じ。

全てが繊細でありながらダイナミックで、
どうやって練習したんだ?と思わせる複雑な群舞劇が
絶妙に融合する進行は、
巨大な精密機械のようで、まるで時計の中身の細かな
歯車やギアがリズムに合わせて動くのを見ているような
趣もある。

ありきたりな手法を全て排除して
ガラパゴス的な独自の発展を遂げた舞台は
もう「アート」としか言いようがない、洗練の美意識。

でも決して難解なコンテクストの読み解きを強要させられる
ようなものじゃなく、理性ではなく感性に訴え続けるような
表現なので、夢を見ている時と同じように
異次元空間に浸ることを楽しむだけでもいい。

うーん、なんだか宣伝部長のようになってしまったが、
これだけ手間と時間と才能が凝縮した出し物は滅多にないので
つまるところ、これからも自分が見続けたいので
みんなにも見てもらって劇団がずっと続いて欲しいのだ。

日本独自のミュージカルが歌舞伎だとしたら、
これはそれに値するような文化遺産だと思う。

   11.08.Mon エッグアート


先日は、「TSJお稽古クラブ」のエッグアートの取材で、
「日本カルチャー協会 阿佐ヶ谷校 セレスタ」へ。

「エッグアート」とは・・・
うずら、あひる、鶏、ダチョウの卵の殻をカットし、
色を塗ったり、ビーズを貼ったりして
宝石箱や飾り、アクセサリーを作る工芸。

エッグアート1

ちょっと調べてみたら・・・
神秘的で豊かな生命力が感じられる『エッグアート』。
歴史は非常に古く、太陽が信仰の対象であった
紀元前までさかのぼると言われている。
古代から神聖で幸せのシンボルとされ、生命、豊かさの象徴でもあるたまご。
儀式や祭事の際に「神への贈り物」として様々な飾り卵が作られた。
その後、キリスト教を信仰する人々の間でイースター(復活祭)の
「幸福の贈り物」の習慣から生まれたイースターエッグと重なり
芸術性も高められていった。
特にロマノフ王朝のロシア皇帝が皇后や母后に贈った
インペリアル・イースター・エッグは美しく精緻な美術工芸として評価が高い。
・・・んだそう。

こちらのエッグアート教室は
低コストの材料を使い、趣味で始めやすいのが特徴。
ということで、こんな材料・道具を使います。

20101107アイフォン 002

作業自体は簡単ですが、
色の塗り方や飾りのチョイスなど、
自分のセンスや個性が出て楽しい!
意外と知られていませんが、
これは習い事の穴場ですね。

ちなみに体験キットで作ったのがこちら。

20101107アイフォン 011

ファンタジックでメルヘンな世界の中に、
癒しと生命力が感じられるエッグアート。
おすすめです。

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西野直樹

西野直樹

放送作家
<今週のロマンチックお知らせ>
☆CSフジテレビONE「ばら・す」2/24は国立代々木競技場をばらす!
☆テレビ東京「天空散歩」2/24は三軒茶屋!
☆テレビ東京「空から日本を見てみよう」2/24は秘境の鉄道SP!

<ツイッター>
@nishinona


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